言葉でできた夢をみた。

海の底からわたしをみつめる眼は、きっといつか沈めてしまったわたし自身の眼なのだろう。(書きながら、勉強中。)

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉をなめて齧る夜―オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』

装幀がかわいいな、と思った。ページをめくると、このカバー絵は、アリツィア・S・ウルバニャック(Alicja S.Urbaniak)の「秋」(Autumn)という作品であることがわかった。今回は2018年ノーベル文学賞を受賞したオルガ・トカルチュクの『昼の家、夜の家』…

大地と時と人と―パール・バック『大地』

パール・バックという人の作品をはじめて手に取った。 岩波文庫で全4冊ある長篇小説『大地』である。 パール・バック著、小野寺健 訳『大地』(全四巻、岩波文庫、1997年) 大地 (1) (岩波文庫) 作者:パール・バック 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1997…