言葉でできた夢をみた。

海の底からわたしをみつめる眼は、きっといつか沈めてしまったわたし自身の眼なのだろう。(書きながら、勉強中。)

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「かれ」の視線―松浦寿輝『人外』

はじめ「境界」の物語かと思った。けれど読み進めていくうちにこれはもっと広い、生きることの物語ではないかと思うようになっていった。 2020年もいろいろな小説を、その世界にもぐるみたいに読んで通ってきたけれど、今回紹介するこの本ほど、「自分が存在…