言葉でできた夢をみた。

海の底からわたしをみつめる眼は、きっといつか沈めてしまったわたし自身の眼なのだろう。(書きながら、勉強中。)

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「物語」という連絡通路―星野智幸『焰』

一冊の本になる前の数年間にあちこちの雑誌で読んでいた時には、今この世界を覆う負のムードや社会問題を寓話化した物語群だと思っていた。確かにそういう側面もあるかもしれない。ところがその物語群は一冊の本となった時、もっと大きな可能性を焰(ほのお…