言葉でできた夢をみた。

海の底からわたしをみつめる眼は、きっといつか沈めてしまったわたし自身の眼なのだろう。(書きながら、勉強中。)

2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「ロビンソン・クルーソーのさらなる冒険」-第2部感想

実は9月30日はロビンソン・クルーソーの誕生日であり、第一部において彼が無人島に漂着した日でもある。なるほど、だから今月はやたらとロビンソン・クルーソーなる人間に憑りつかれているのか……。というか、ロビンソン的に考えれば今月この作品に惹かれたこ…

宗教人としてのロビンソン・クルーソー

さて、しばらくの間『ロビンソン・クルーソー』を話題にしていますが、今日も続きを書いて行こうと思います。前回はざっくり、岩波文庫版『ロビンソン・クルーソー』の感想でしたが、今回はその中でも特に「宗教人」としてのロビンソン・クルーソーについて…

今でも読み継がれる「ロビンソン・クルーソー」

今年のはじめの方に、トゥルニエのロビンソン・クルーソー……というか「フライデーあるいは太平洋の冥界」を呼んだことは以前の記事に書いた通り。 (参照記事↓↓) mihiromer.hatenablog.com 今回は、トゥルニエが「フライデーあるいは太平洋の冥界」を書くに…

フライデーあるいは太平洋の冥界と円環するサーズデー

デフォーの「ロビンソン・クルーソー」(第一部)を読み終わりました。その感想を書く前に、今年の始めくらい(?)にFacebookの方にあげておいた文章をこちらにも載せておこうと思います。 デフォーの「ロビンソン・クルーソー」とはだいぶ違います。時間の…

精神的漂流? ――何故か「ロビンソン・クルーソー」を読む

突然「ロビンソン・クルーソー」を猛然と読み始めた管理人の戯言。