日記によると、私がこの大著『失われた時を求めて』を読み始めたのは4月24日、振り向けば早くも二カ月の時が流れていたらしい。驚いた。はっとした。 そう、まさにこれ、この感じこそが『失われた時を求めて』の感触なのだと思う。 読みながら、読んでいる時…
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