メルヴィル『白鯨』―つぎはぎの構成から考える鯨の幻想性

←写真は『白鯨』(岩波文庫)と「鯨の歯」(ストラップ) (メルヴィルの長編「白鯨」の特徴的な点として、まず誰もの目を引くのがこの作品の独特な構成であろう。この小説は1章から135章までと、「語源」「抜粋」「エピローグ」から成っている。1章から135章までの部分は 「物語」 「戯曲(作中人物の独白とト書だけで一…